インターネットは冒険だ
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東京書籍 5年生国語

2026。6。18


要約学習とは? の部屋へ





要約学習の授業に伺っているA小学校から
5年生については
要約学習の手法を
教科書教材で
どのように活用するのか?
実際の授業で示してほしい。

という依頼を受けました。
こういう依頼を受けるのは
これが3回目です。

実際の授業は6月22日です。
次のように授業を展開します。


授業展開の実際


@ 教材をいきなり通読しません。
 ⇒ 本来の読書に近づける。
 ⇒ 一読総合法的な授業を展開する。
 ⇒ 遅れがちな児童が参加出来るスタイルにする。
 ⇒ 難語句突破の手法を身に着けさせるため、虫食い語句を設ける。

A 内容別に、今回は4ブロックに分けました。この度の授業では1ブロック(1−(1)と(2))の学習を展開します。

B 教科書は預かります。授業で使う教材は、こちらから提示します。実際の教材は。2−(2)をご覧ください。

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2022.12.11 難語句を突破する










文章 1ー(1)


 インターネットのおかげで、わたしたちは気軽に、世界中のさまざまな出来事を知ることができるようになった。次々に現れる新しい情報を得ていくことには、自分の世界が広がる冒険のような楽しさがある。しかし、冒険は楽しくもあるが危険もともなうため、じゅんびが必要だ。それは、インターネットの特徴と危険を知っておくことである。

もしあなたが、こんな家族の会話を聞いたとしよう。
「近くの川で人がおぼれたみたいだけど、助かったようだね」
「それ、小学生が助けたって、インターネットで話題になっているよ。
確かに近くの川に人だかりができていて、さわぎになっていた。友達とも見に行ってみたが、 それがニュースになっているようだ。

インターネットの大きな特徴は、だれもが情報を発信できるということだ。これまで世の中で起きた出来事を伝えてきたのは、主にテレビや新聞だった。テレビや新聞は、そこに所属する記者が取材して確かめたものを、番組や記事にしてとどけている。インターネットでは、記者でなくても、スポーツ選手や宇宙飛行士などの有名人、そしてわたしたち自身まで、さまざまな人が情報を発信することができるようになった。そのおかげで、わたしたちが知ることができる世界は大きく広がった。。

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文章 1ー(2)


 しかし、だれもが情報を発信できるために、記者が取材したニュースから、自治体や企業、そして個人が発信したものまで、さまざまな情報が入り混じってしまっている。人がおぼれたという事故も、その場にいた人ならだれでも、すぐに発信できる。この場にいた人ならたれてもすぐに発信できる。テレビや新聞では報じていない情報もあるが、うそや大げさなものも混じるという危険がある。

 だからこそ、「インターネットの話題」をだれが発信しているのかを確かめることが大切なのだが、インターネットでニュースを見るときに出所を「気にする」人は、二十代以下では半分にも満たない。ふだんの生活では、だれだか分からない人の話を真に受ける人は少ないが、インターネットの情報になると、だれが話しているか確かめない人が多くなるのは不思議なことだ。

 話題になっているサイトを見ると、「救助の様子を見ていた子どもが、小学生が助けたと言っていた」と書いてある。救助の様子はよく見えなかったけれど、ふとした思いつきで、「助けたのは小学生かもしれないね。と友達に言ったのは自分だ。もしかして、自分の話した内容がインターネット上に広がっているのだろうか。

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1ー(1)(2) の図式


上の文章の図式化
1−(1) を読み終えたあと
各自
図式化する時間を設ける。
⇒ 相互プレゼン
⇒ 指導者の図式を見せながら確認する。


続いて
1−(2) を読み終えたあとも
同じ授業展開。
この日はここまでで終了。


児童が書いた図式
「インターネットは冒険だ」



次時以下も同じ展開です。





以下は、担任の先生にお任せします。
以下は2時間扱いを想定。









文章 2


  インターネットには、情報が広がるのが速いという特徴もある。ニュース記事やSNSには、ボタン一つですぐに情報を「シェア(共有)」する仕組みがあるからだ。その場で起こっていることをいち早く知らせることができるので、台風や地震といった災害時には、この仕組みを使って人を助けることもできる。

 一方で、この仕組みは、事実かどうか不確かなまま、さまざまな情報がインターネットをけをかけめぐることにもつながってしまう。自分が何かを伝えた相手が友達や家族などのかぎられた中であっても、それが伝言ゲームのように別のだれかに伝わり、いつのまにかインターネットで発信されてしまうことがある。それは、何も事件や悪いことにかぎらない。だれかを心配する気持ちや、その情報がよいものだと信じたことも出発点になる。うわさが拡散していくうちに、いつしか本当のことであるかのように変化していくこともある。

 情報が広がるのは、インターネットのもう一つの仕組みにも原因がある。それは、 多くの人が情報を見れば、その情報を発信している人にお金が入るという仕組みである。情報が正しいかまちがっているかに関係なく、多くの人の興味を引くために、おもしろかったり過激だったりする情報がつくられているかもしれないのだ。事実かどうかが不確かなものだとしても、そういった情報ほど「シェア」されて広まってしまうという危険がある。

 次の日友達と話すと、だれが助けたのかという話題になった。友達は動画サイトの有名人が 「ヒーローの小学生」をさがしていると教えてくれた。いつしか助けたのは「小学生」と決めつけられていた。動画サイトには「自分も小学生を見た」といったコメントが多く書きこまれていて、友達は、助けたのは小学生にちがいないと信じこんでいた。

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2022.12.11 難語句を突破する





文章 3


  インターネットのもう一つの特徴は、読み手の一人一人にとどく情報がちがうということだ。それは、読み手に合わせた情報をコンピューターが選ぶことができる仕組みがあるためだ。インターネットにはたくさんの情報があるため、コンピューターが自動で自分に合わせたものを選んでくれることは時間の節約にもなり、とても便利である。

 しかし、この仕組みにより、わたしたちは知らず知らずのうちに「フィルターバブル」というものにおちいる危険がある。これは、自動的に情報が選ばれることで、自分の興味がある情報、自分がそうだと思いやすい情報にかこまれてしまうことだ。この「フィルターバブル」に、自分で気づくことはむずかしい。かぎられた情報にしかふれなくなることで、広い世界を見ているつもりでも、いつのまにか見方や考え方がせまくなってしまうのだ。

 自分がふれる情報だけが「正しい」と思いこまないようにするためには、友達や家族などの周りの人たちと話してみることが大切だ。そうすると、ほかの人が見ている情報が少しずつちがっていることに気づくかもしれない。そのちがいに気づくことで、 新たな発見を得ることもできるだろう。

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※ この文章は、
全体のまとめです。
個人的には必要ない部分だと思います。
私ならカットします。

文章 4


  このように、インターネットには危険がひそんでいる。うそや大げさな情報、お金のために情報を拡散する仕組み、知らない間に「フィルターバブル」におちいる罠。これらの危険に気づきにくいのは、気軽で便利に使えるための仕組みが、同時に危険を生み出してもいるからだ。

 あなたが知っておどろいたニュースも実は、思わぬところから生まれ、インターネットをかけめぐり、たどり着いたものかもしれない。その危険性を理解しておけば、おどろきのニュースや新しい出来事に満ちたインターネットは、いろいろなものに出会う、わくわくできる冒険になるはずだ。

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